小学校受験の面接対策。必ずやっておきたい7つの対策

この記事では、「小学校受験の面接対策」について、やっておくべきことを解説します。

私たち親は幾度となく面接を経験してきていますが、子供にとっては初めての面接試験ですので、準備や練習が必須です。

そこで、面接対策として必ずやっておきたいことを7つの対策ご紹介しますので、ぜひ参考にしていってください。

小学校受験における面接対策【7選】

小学校受験における面接対策は、私たち親が経験してきた面接対策と共通することもあれば、小学校受験ならではの対策もあります。

やっておくだけで合格率はグッと上がりますので、しっかりと対策しておきましょう。

小学校受験の面接対策その①:質問を想定して回答を用意

小学校受験の面接の準備としては、必ずされる質問や志望校で過去にされた質問を洗い出し、その回答を作り上げておくのが基本です。

ただし、回答の丸暗記をするのはおすすめしません。丸暗記で乗り切ろうとすると、表現や切り口を変えて質問された場合、質問と回答が合わなくなる可能性があるためです。

質問に対して臨機応変に対応するためには、丸暗記ではなく回答の大筋(根本)をよく理解した上で覚えることが大切です。そのため、子どもに対しては普段から教育やしつけを行い、考え方や価値観を身に付けさせるようにしましょう。

親も想定されるあらゆる質問に対して回答を導き出せるように練習を重ね、体にしみこませておきましょう。

小学校受験の面接対策その②:エピソードノートを用意

面接でよく聞かれる質問のひとつに「お子さんの成長したと思うところは何ですか?」というものがあります。

そんなときに、「周りの人に親切にできるようになりました」といったような誰でも言えるぼんやりした回答では、イメージが浮かびにくく面接官の印象に残りません。

そうではなく、「以前は公園などでお友達におもちゃを貸したがらず一人で遊ぶ子だったのですが、年上のお友達に笑顔で貸してもらったことをきっかけに、自分も同じように笑顔でおもちゃを貸してあげるようになりました」というように具体性のあるエピソードを盛り込みましょう。

とはいえ、そのようなエピソードは日々の忙しい生活の中で記憶が薄れてしまうもの。そのため、普段から子どもの「成長ぶり、嬉しかったこと、問題点」などをエピソードノートに記録しておくと、面接のときに大活躍します。

小学校受験の面接対策その③:面接の模擬練習

小学校受験の面接を受ける前に、模擬練習をしておくことをおすすめします。面接の雰囲気を想定していても本番では不慣れな部分が出てしまい、それが焦りと緊張につながります。

そのためあらかじめ面接と似たシチュエーションで練習をしておくと、ある程度、場慣れすることができます。できれば、子どもが知らない友人(いなければご兄弟やご親族)などに面接官役を頼めるとよいですね。

その際は、面接本番と同じ服装にするとより本番に近い緊張感を持てます。

また模擬練習の様子をスマホで動画を撮影すると、話し方や座り方、おじぎの仕方、キョロキョロしていないかなどを客観的にチェックしておきましょう。

小学校受験の面接対策その④:提出書類の読み直し

面接では提出書類(願書を含む提出書類すべて)をもとに質問される場合があるため、提出書類が完成したら3部ほどコピーしておくと良いです。(保存用に1部、母親、父親が1部ずつ)

なお、「提出書類」とは、「願書」だけでなく「提出した出願書類のすべて」のことです。

提出書類のコピーは、面接の練習や、面接本番前に見直すときの必須アイテムです。面接でどんな質問が来ても答えられるように、提出書類は何度も読み返しましょう。

ただし、最近の小学校受験の面接傾向は、願書に書かれていないことを質問されることも多いので、他の対策も卒なくやっておくことをおすすめします。

小学校受験の面接対策その⑤:面接の作法や話し方を練習

面接では、受け答えの内容以外の部分(イスの座り方、おじぎの仕方、話し方、言葉使い、あいさつの仕方など)も重視されます。

このようなことは一朝一夕では身に付かないため、普段から練習を重ねて体にしみこませておく必要があります。

面接のマナーや作法については別記事で解説してますので、詳しくはそちらを参考にしていただきたいのですが、手を繋いで入室してはいけない、面接があ終わったあとの注意点など多岐に渡りますので、しっかり対策しておきましょう。

当然、親もしっかりとした態度、姿勢で臨む必要がありますので、子供と一緒に準備すると良いですよ。

小学校受験の面接対策その⑥:人見知り・場所見知りを直しておく

小学校受験の面接でやってはいけないこと(タブー)の1つは、「子どもが泣き出したり黙り込んでしまうこと」です。

その大きな原因は、「知らない人と話す」「知らない場所で話す」に慣れていないということです。

人見知りや場所見知りを克服するためにも、以下のような簡単なことから経験を積ませ、お子さんに自信をつけさせていきましょう。

  • 飲食店で注文をさせる
  • レジで支払いをさせる
  • 公園で初対面のお友達とお話する

小学校受験の面接対策その⑦:面接の服装に慣れる

小学校受験の面接の服装はいわゆる「お受験ルック」が基本です。服装は第一印象を決める大切な要素で「ここがどのような場所で、どのような服装がふさわしいか」を知っていることをアピールできる手段でもあります。

どれだけ良い受け答えができても、服装がふさわしくなければマイナスの印象を与えてしまいますので、基本的には華美なものやカジュアルすぎる服装は避け、シンプルなものを選びましょう。

また、子どもは着慣れない服や靴には、特に強い不快感を示します。首まわりが窮屈だったり、チクチクしたりなど不快に感じる原因はさまざま。

特に注意したいのが「靴ズレ」です。面接当日に「靴ズレ」になってしまうと、子どもの集中力が極端に下がりますので、普段から面接本番で着る服や靴は、普段から着させて慣らしておきましょう。

小学校受験の面接対策【予備知識】:面接の目的を知る

小学校を受験するにあたり、なぜ面接を行うのか?その理由を知っておくことで、どのような振る舞いをすれば良いのか、おのずとわかってきます。

小学校受験における面接の目的をまとめましたので、確認しておきましょう。

  1. この学校に合うご家庭か?
    見られる点:教育方針が学校とかけ離れていないか 、家庭環境 、しつけの仕方 、志望理由
  2. この学校に合う子どもか?
    見られる点:話す力、聞く力 、理解力、態度、マナー、あいさつ、言葉使い、生活習慣
  3. 入学の意思と熱意があるか?(第一志望かどうか)
  4. 経済的に安定しているか?(問題なく学費を支払えるか)
  5. モンスターペアレンツではないか?

小学校受験の面接対策【予備知識】:面接の配点

小学校受験の面接の配点は「親が4割、子どもが6割」といわれます。

そのため、親も子どもも抜かりない面接対策が必要ですので、今回紹介した7つの対策を子供だけでなく親も一緒にやることをおすすめします。

小学校受験の面接対策まとめ

小学校受験の面接は、子供だけでなく親の発言内容や行動もチェックされますので、志望校合格に向けて、ぜひ一緒に頑張ってください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA