受験する小学校によって、面接の形式はさまざまですが、大きく分けると5パターンになります。
志望校がどの形式なのか、事前に調べておくと対策が立てやすいのでおすすめです。
今回の記事では、5パターンそれぞれの特徴と注意点などをまとめましたので参考にしてください。
小学校受験での面接形式【5パターン】
- 子どものみ
- 両親のみ
- 親子
- 子どもと親子を別々に実施
- 集団
面接形式は、小学校によって上記の5パターンのどれかが採用されていますが、私立では3つ目の「親子」での面接が多く、国立では5つ目の「集団」での面接が多い傾向があります。
各パターンの特徴や注意点を抑えておくのはもちろんですが、志望校がどの形式なのかを事前に調べておくと良いですよ。
小学校受験の面接形式①:子どものみ
質問内容は、名前、受験番号、住所、幼稚園名、日常生活、道徳、一般常識、今日は誰と来たか、などです。質問数は3~5問ほどで、広く浅くというよりは1つの質問を掘り下げて詳しい回答を求められる傾向があります。
また回答の内容だけでなく、答えるときの態度・姿勢も重視されます。
面接官は子どもの自然な姿を見ようとしますので、付け焼き刃ではボロが出ますので、早いうちから練習を重ねることが大切です。
小学校受験の面接形式②:両親のみ
おもに家庭の雰囲気を確認するための面接です。教育やしつけについて母親と父親の意見や姿勢が一致していること、父親も子育てに参加していることが重視されます。
質問内容は、志望理由、家庭環境、しつけの仕方、教育方針、子どもの性格などで、社会情勢について意見を求められる場合もあります。
質問数は2~3問ほどで、子どもへの質問と同じように1つの質問を掘り下げて詳しい回答を求められることが多いです。
小学校受験の面接形式③:親子
親子面接では、おもに親と子どもの関係性をみられます。例としては以下のような点です。
- 子どもが受け答えしているときに親が落ち着いて子供を見守ることが出来るか
- 子どもが答えられなかったときに親がどう反応するか
- 子どもが親の目を気にしながら答えていないか
保護者は1名まで可とする学校もあります(東京学芸大学附属大泉、東京学芸大学附属竹早、埼玉大学附属など)
小学校受験の面接形式④:子ども面接と親子面接を別々に実施
子どもだけの面接を行ったあとに、親子の面接を行うなど、2回の面接を行うパターンです。
個別の対策は紹介したとおりですが、子供だけの面接で子供が回答した内容と、親子面接で回答する内容に一貫性が求められます。
そのため、お子様と回答内容をしっかりと擦り合わせをしておかないと、子供はこう言っていたのに、親子だと違う答えをしてしまった・・・なんてことになり兼ねません。
小学校受験の面接形式⑤:集団
集団面接は国立小学校に多い面接形式で、複数の家庭と一緒に面接を受けます。そのため、ほかの家庭の意見に惑わされたり流されないようにしましょう。
周囲の意見に影響されず、落ち着いて意見を言える親は面接官に好印象を与えます。
グループ全員に向けて質問されることがありますが、そんな時には積極的に発言する姿勢が大切です。面接時間は10分ほどの学校が多いようです。
小学校受験の面接形式【補足】:面接がない学校もある
面接がない小学校もあり、その場合は「願書」や「行動観察」などが合否に大きく影響します。
アピールする場が減るため、考査はもちろん、提出物などでもしっかりアピールできるようにしておきましょう。
小学校受験での面接形式【5パターン】まとめ
どのような面接形式であっても、面接は対策や練習がすべてです。
以下の記事で小学校受験の面接対策をまとめてありますので、併せてご覧ください。
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